サマーキャンプが終わると、フロストバレーでは約500名の大規模なファミリーキャンプが始まります。
伝統があり、40年ずっと参加している家族、3世代・4世代で参加している家族もいます。
このファミリーキャンプ中、東京-フロストバレーYMCAパートナーシップでは日本文化紹介をしています。
専門家の方を講師としてお呼びし、参加者の皆さんに日本文化を体験していただきます。
今年は「Japanese Themed Polymer Clay Accessories」と「Manga」の二本立てです。
毎年、楽しみにしてくださる多くの方々が今年も参加してくださいました。
おかげさまで全セッション満員御礼です!
複雑に思える行程も講師の分かりやすい説明のおかげで失敗すること無く、上手に作り上げていきます。
デザイン、形、色・・・すべて自分で考え作り上げる楽しさに大人も子どもも夢中になっていました。
3時間のワークショップもあっという間に終わってしまいました。
皆さん、大満足で感謝の言葉を述べて帰って行かれました。
「Manga」のワークショップはまず、漫画の歴史から始まりました。
日本で発行される書籍の30%が漫画であること、年間で12,000の新刊漫画が発行されていること、1994年に発行された週刊少年ジャンプがギネス記録で未だに破られていないこと、12世紀の絵巻物に起源があること、アメリカでは表現の自由が制限されて漫画が衰退した(暴力、性的表現など子どもに有害とされるものから守るため)が日本では表現の自由が守られている、などさまざまなことを学びました。
歴史を学んだ後は、実際に道具を使って3コマ漫画を描いてみます!
ストーリー展開に苦戦する人もいましたが、皆さん面白い話を描いていました。
子ども時代の思い出、キャンプでやったこと、想像の世界の話・・・心温まるストーリーの数々に出会いました。
講師の方々の入念な準備と片付け、ボランティアの皆さんのきめ細やかなサポート、美しく静かなフレンドシップハウス。
文化というのは目に見えない空気のようなものもあるのかもしれません。
小さな活動の一つひとつが平和な社会を作る草の根運動だと感じます。
真のパートナーシップとして有意義で豊かなプログラムをこれからも展開して参ります。
<募集>
フロストバレーYMCAファミリーキャンプで日本文化を紹介できる方を常に募集しています。
ファミリーキャンプは8月最終週に行われます。
ご興味のある方はホワイトプレインズオフィスまでご連絡ください。tokyopr@frostvalley.org